雪原のやりとり

 

 

人の言葉で伝えるでもなく

 

笑みを見せるわけでもなく

 

「警戒を弱める」という

 

ただそれだけのことで伝わる事がある。

 

 

 

「お前がそこに居ることは、問題ない」

 

 

 

雪に覆われ、のっぺりとした畑を挟んで

 

66.2m離れたところで

 

僕はそのメッセージを受け取る。

 

 

 

人の言葉でしゃべって欲しいとは思わない。

 

表情を見せてくれとも思わない。

 

「警戒を弱める」、ただそれだけのことが

 

そんな最小限のコミュニケーションが

 

野生動物のあなたと、人間である僕とをつなぐ。

 

自分の胸に手を当てずにはいられない。

 

いられないほど、嬉しいのです。

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