自然観察その.1 飛べ!昆虫たち

みなさんは「昆虫飛ばし」をしたことがありますか?

 

コガネムシやセミを拾って、空に向かって投げ、

パッ!と羽を広げて飛んでいく姿を見送る---

 

・・・という、僕にとっては小さい頃からよくやる遊びの一つです。

 

ただ、昆虫の中には飛ぶのが苦手なものもいるので、

どの昆虫でもできる遊び、というわけではありません。

 

このたび、投げたらよく飛んでいく昆虫、

略してナゲコンを新たに発見しました。それが・・・

 

 

ハムシです。

 

羽虫じゃないです。「葉虫」です。

英語ではLeaf Beetleという。ちょっとカッコいいね。

 

甲虫目ハムシ科(Chrysomelidae)の総称で、

木や草花の葉の上にちょんと載っている事が多いです。

 

専門的な解説はその道の方にお願いするとして、

この記事ではハムシのナゲコン(まだ言うか) としての

ポテンシャルに迫ります。

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今回はハンノキの葉にいたハムシ(※)にご協力いただきました。

深い青をたたえた、ツヤのある前翅が美しい。

 

※ ハムシハンドブック(文一総合出版)で同定したところ、おそらくハンノキハムシ。

 

 

 

 

手のひらに載せても大変おとなしいので、可愛らしいです。

つついたらすこし歩きます。ああ、飛ばしたい。

 

ただし、

・手にしっかりしがみ付く

・体が小さい

ので、「パー」の形の手で投げるのはなかなか難しかったです。

そこで、やや難しいですが、3本の指でハムシの体を包むように持ち、

空中へリリースすることにしました。

 

そっと持ちましょう。

 

 

 

いいですか、いきますよ。

 

 

せーの、ブンッッ!!

 

 

 

(以下、小さすぎて撮影できなかったので雰囲気のみお伝えします)

 

 

 

 

おー!!飛んだ!!手から1メートルほど離れたところで

パッ!と翅を広げて宙に浮きました!

 

おおお!しかも!?しかも!?弧を!?弧を描いて!?

弧を描いて飛んで!!?

もといたハンノキに着地ーーーー!!!!

やったーーーー!!!!

 

 

 

 

これだよ。

オモシロイよ、ナゲコン(まだ言う)

 

 

 

空中に放り出されたことを知覚して翅を開く。

迷いながら飛び、しかしちゃんと自分が元いた場所に戻っていく。

昆虫の能力を生で見られるから、ナゲコンはオモシロイ。

 

さらに疑問も湧く。

他のハムシのなかまでも空中で翅を開くのか?

視覚で?嗅覚で?何を元にハンノキの位置を特定した?

分からない。知りたい。ああ、ゾクゾクする。

 

どうだ、投げたくなったろう。

 

言うまでもなく、昆虫の中には刺すもの、毒を持つものも居るので

十分注意してください。

 

心配な人はコガネムシのなかまセミで始めるといいでしょう。

(セミはオシッコをかけてくることがあるけど、まぁそれはそれですわ)

 

もちろん昆虫には昆虫の生活がありますから、ほどほどに。

交尾中の個体や、食事中の個体には手を出さないようにしましょう。

 

また、投げられた昆虫は、羽を開かずに落下して地面やモノに激突してしまう

場合があります。アスファルトや建物、水面がある方向へ投げるのは避け、

草原や植え込みに着地できるように投げましょう。

 

 

それでは、よきスローライフを。

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