「ここまで、ここを越えず」
十勝のある公園。盛り土の上にキツネが座っていた。
スマホで写真を撮った僕とは、20m近く離れた場所。
「ここまで、ここを越えず」
ホントはもっと近くで見たい。
小さい頃の自分だったら、構わずキツネめがけて走り出していた自信がある。
駅前のハトと同じ。近くで見たい。もっと動いて欲しい。
「ここまで、ここを越えず」
今なら知っている。
たしかに、人が動物に近づくことで幸せになれることがある。
だけど逆に、人が動物に近づくと不幸をもたらすこともある。
そして多くの場合、自分か相手のどちらかだけが、その幸せや不幸を経験する。
「ここまで、ここを越えず」
これは、「帯広畜産大学のエゾリス」というパンフの中の一言だ。
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生きものとの出会いが増える嬉しいこの季節に、
この言葉を声に出したい。
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