【自然観察】ニホンジカ【P.01】 

こんにちは、Isakumaです。

 

この記事から、Filed_noteと称して、生きものについての話題を書いていこうと思います。

生きものの保全・保護や管理については多くの人が記事にされているので、
僕は生きものを観察する(≒ 味わって楽しむ)ことについてお話しようと思います!

「Filed_note」カテゴリの記事のタイトルは 「Filed_note 生物名(和名) 【記事の通し番号】」という
ルールで記します。一つの生きものについて、いろいろな側面から話をしたいので、
1種の生きものあたり1つの記事ではなく、どんどんと記事を重ねていきたいと思います。
思いついたら書くつもりなので、基本不定期更新になりますが。
記事が増えた暁にはぜひご活用ください!

それではさっそく。

ニホンジカ Cervus nippon  【シカの角 の巻】

ニホンジカは赤茶色に白い斑点の模様でおなじみのシカ科のなかまです。
(ニホンジカ以外にも、白い斑点を持つシカ科はいるけどね)

角があるのがオス、ないのがメス・・・ということをご存知の方は多いハズ。

でも、あの角が「春になると取れて落ちる」ということは、比較的知られていないようです。

あの角は頭骨から生えているのですが、その根本の組織が春になると壊れ、
ボロリと取れ落ちるのです。ちょうど私たちの乳歯が取れる仕組みと同じですね。

 

シカ皮と同じように、シカ角も独特の獣臭さがあります。何由来の匂いなのかは私は知らないのですが、

シカの肉からも似たような匂いがすることを考えると、きっと脂(あぶら)の匂いなんじゃないかな。

個人的には、実家の犬のニオイを薄めた感じ・・・というふうに感じます。正直、犬のほうが臭い 笑(すまん実家の犬よ)

 

シカの角をさわると、すべすべしているところ、凸凹しているところがあり、とても丈夫であることがわかります。

凸凹をよく見ると付け根から先端手前にかけて長い溝になっているのが分かります。以前、北大の

解剖学の先生に話を伺ったところ、この溝は角が成長する頃に血管が通っていた痕跡なのだそうです。

 

シカの角は春に抜け落ちると晩夏にかけて、薄い皮の中でぐんぐん膨らみ、成長します。

抜け落ちた白い角(枯角)を観察すると複数の溝が見られるので、

おそらく角に栄養を供給する血管が、角と皮との間に何本も存在してるのだと思います。

(成長途中の角を解剖したことはないので残念ながら直に見たことはないのですが。。)
 

 

私が住んでいる北海道の東の地域には、山沿いに広大な畑が広がっていて、
春にシカがよく出没します。このとき、オスジカが角を落っことして行くことがあるのです。

落ちた角は畑を管理する農業用機械のタイヤをパンクさせてしまうので、農家さんの
悩みのタネになっています。

ところがどっこい、農家さんも黙っておりません。
農家さんの中にはこれを逆手に取り、「シカの角拾いイベント」を企画して、
観光者を招いて角を回収する方もおられるそうです。シカの角は道の駅などで割といい
お値段で売っているので、観光客にはウケが良いのかもしれませんね。

ほかにも、最近はシカの革や角を使った工作のワークショップが頻繁に開かれているようで、
材料としての需要もじわじわと高くなってきているようです。そういえば、
ぼくの知り合いのハンターさんが持ってた折りたたみ式ナイフの柄、あれ、シカの角だったな・・・。

本格的に加工するには高いDIYスキルが必要らしいので、修行して、いつかチャレンジしたいですね。

おわり
 

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