【自然観察】 シジュウカラのほりだしもの (シジュウカラ【No.01】)
こんにちは!Isakumaです。
「Field_note」のコーナーでは、私の日頃の自然観察の模様をご紹介しています。
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厳冬期の1月。雪が音を吸い、いつもはにぎやかな公園も静まり返る。そんな季節です。
そんな公園で立ち止まり、じっと待っていると、小さな声がたくさん近づいてきます。シジュウカラたちの群れです。
この日、シジュウカラは地上に降りて、慌ただしく落ち葉をひっくり返していました。
脚を大きく開いて踏ん張るシジュウカラ
自分の体とほぼ同じか、それ以上の大きさの落ち葉を次々とめくっていくシジュウカラたち。人間で例えると旅館の大広間で布団を掴んでは投げ!掴んで投げ!・・・といった感じでしょうか。(二の腕いためそう・・・)
・・・と、その時。シジュウカラが突然、身をくねらせて落ち葉のベッドへ半身を突っ込みました。
そして、ポンッと頭を引き出すと、くちばしに何かをくわえていました。
その正体を調べてみると、カメムシ類の幼虫のようでした。フチの白い斑点模様がクサギカメムシなどの模様に似ています。落ち葉をめくり続けるのもすごかったですが、めくって見えた光景の中からこの幼虫を見つけ出すとは・・・。シジュウカラの眼力おそるべし。
くちばしからはみ出る大きさだったからか、カメムシ臭が効いたのか、シジュウカラはすこし手間取りながらこの幼虫を飲み込みました。(一部の鳥を除き、鳥類は嗅覚があまり発達していないと言うけど、カメムシ類の臭いは効いているのだろうか?「鳥類は嗅覚を使うのか?嗅覚研究の最後のフロンティア」という論文を見つけたので、今度読んでみよう)
あっ、ちなみに僕はカメムシが鼻の中に入って泣いたことがあります。効いたぜ・・・。
おわり
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