【自然観察】フクジュソウ【vol.01】

こんにちは!isakumaです。

「自然観察」のコーナーでは、僕の日頃の自然観察の模様をご紹介しています。

 


今日、十勝地方・帯広市の最高気温は10度を超え、春が深まってきていることを感じさせられました。(週末はまた寒くなるみたいですけど…)

春を告げる花のひとつ、フクジュソウの姿も目立ってきました。

 

雪解け直後の、まだ落ち葉だらけの茶色い地面に、パラポラアンテナのような大きな花が突如姿を現す。僕の中でフクジュソウはそんな花です。この花の部分、よく観察すると動くことが分かります

 

もちろん、ゲームのキャラクターのように俊敏に動くわけではありません。花の部分が、太陽の方へ向きを変えるのです。高校で生物を選択した方は、「向日性」という言葉を聞いたことがあるかも知れませんね。

うッ…植物…ホルモン?…オー…キシ…ン?だめだ…何も思い出せない…(もうほとんど言ってる

 

これは「太陽へ向くことで花を温め、暖かい場所を求める昆虫たちを呼び、あらよくば花粉を運んでもらおう」というフクジュソウの作戦のためであると言われています。フクジュソウの花の上で体を温め、花粉をいただいていく昆虫たちの姿は、なんとも微笑ましく思えます。実際、フクジュソウを見かけると、小さな虫が花の上にお邪魔していることがほとんどです。

 

みんな向かう方向がおなじ。

フクジュソウが向きを変えるときにはオーキシン(成長を促すホルモン)が分泌されるので、向きを変えるたびにちょっとずつ大きくなっていきます。首がすわる途中の赤ちゃんみたいで面白いですね。

 

十勝地方では、日当たりの良い公園や林、庭先など、いたるところでフクジュソウを見かけることができます。探してみてね~。

 

おわり

isakuma

五感で身近な自然を味わって暮らすひと。北海道・十勝に生息。こだわりなく、生きもの全般が好き。博士(農学)。専門はエゾシカの生態。趣味はバードウォッチング。自然観察指導員(日本自然保護協会NACS-J 会員 )。暮らしを楽しくする自然観察を広めることが夢です。ポリシーは「健康第一」。

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1件の返信

  1. 2019年3月19日

    […] 先日の記事に引き続きフクジュソウのお話です。PCの写真を整理していたら、ちょうどフクジュソウの花に昆虫が止まっている様子の写真が出てきました。 […]

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