【自然観察】春の青【エゾエンゴサク vol.01】
こんにちは!isakumaです。
「自然観察」のコーナーでは、僕の日頃の自然観察の模様をご紹介しています。
春に観られるお花は種類ごとに咲く順番がありまして、十勝地域での順番は、アキタブキ(ふきのとう)→フクジュソウ→キバナノアマナ、アズマイチゲ→エゾエンゴサク→・・・といった具合です(※個人の感想かつ、観察されやすい種類に限る)。
ただ、順番があると言っても1週間前後のスパンが開く程度なので、ブログ的にはどんどん手を付けていかないと、見頃のうちにみなさんにご紹介できなくなってしまいます。
というわけで、どんどん行きます(`・ω・´)
今回ご紹介するのはエゾエンゴサクです。
ケシ科キケマン属のお花です。アジサイのように、青~紫の色のバリエーションが見られます。僕はもともとアジサイの色合いが好きなので、エゾエンゴサクも比較的好きなお花のひとつ。この花を見かけるたびに、無意識に鮮やかな空色の個体を探してしまいます。
「蝦夷(北海道)」の「延胡索」と書きますが、延胡索とは生薬の一種で、鎮痛効果が期待されるものだそうです。
閑話休題。エゾエンゴサクを見ると、個人的には特徴を解説したい気持ちよりも、「今年も見られて嬉しい」という気持ちのほうが上回って、口を閉じたくなります。
アイヌ文化との関わりとかマルハナバチ類に盗蜜されちゃうとか、いろいろ面白い特徴があるのですが、それはまた別の機会のお話にして、今回は見た目から分かることを観察してみたいと思います。
アジサイの色は植わっている土のpHによって色が変わると言われていますが、エゾエンゴサクはどうでしょう?ぱっと見だと、隣同士の個体の色が異なっているので、土壌のpHに影響を受けているとは思えないような。
それと、花の数も個体によって違ってるみたい。
エゾエンゴサクも、他の多くの春のお花と同様に、去年までに塊茎に溜め込んだ養分を元手にして花をつけます。ということは、塊茎に含まれる、なんらかの養分の差に応じて花の数が決まったりするのかな・・・?疑問がつきません。
さて、エゾエンゴサクが咲いたということは・・・そろそろぶんぶんの季節ですね。今週は暖かいから、おそらくたくさん見れることでしょう。。また次回以降でご紹介します。
おわり
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