【自然観察】アネモネで会いましょう【アズマイチゲ vol.01】

こんにちは!isakumaです。

「自然観察」のコーナーでは、十勝での自然観察の模様をご紹介しています。


元号が令和になり、ゴールデンウィークは過ぎていきましたね。みなさんはいかがお過ごしでしたでしょうか。僕は、新元号の祝賀ムードを楽しみつつ仕事をして、週の後半から連休をいただきました。札幌へ家族と買い物に行ったり、いつもどおりフィールドワークしたり、山菜を探しにチャリで川沿いを爆走したりと、近年ではめずらしい、充実したゴールデンウィークでした。いやぁもう、日焼けがすごいの

 

さて、季節が進むと姿を見せる生きものがいれば、逆に姿をくらませてしまう生きものもいます。今回ご紹介するのは、春のお花の一つ、アズマイチゲです。

林床の一輪花。まっすぐに立つ茎がたくましい。

帯広・十勝の公園の林や、河川沿いの林でごく普通に見られる春のお花です。緑に色づき始めた林の中で、新雪を思い出させるような真っ白な姿で輝いています。数本がまばらに生えていることもあれば、数十本でまとまって咲いていることもあり、春の林を歩いていると、突然アズマイチゲの花畑に出くわす、なんてことがあります。けっこううれしい。

まとまって咲くアズマイチゲ。足の踏み場もないほどに敷き詰められたように咲くことも。

見ていて楽しい花畑ですが、アズマイチゲは他の春のお花と同様に初夏に入ると花を含む地上部が枯れはじめます。これは地中で来年を待つ態勢に移るためです。まだ咲いている花を見ると次々と昆虫たちが訪れ、花粉などをお給料に、受粉を手伝っていました。

アズマイチゲを訪れたヒゲナガハナバチのなかま。おしべの上を泳ぐように花粉を集めていた。

受粉が終わるとアズマイチゲは静かに花びらを落として、店じまいの準備を始めます。

花弁が色あせ始めた個体。

帯広・十勝ではすでにフクジュソウ、キバナノアマナの多くが花を落として実をつけはじめ、エゾエンゴサクもそれに続いています。あくまでお花だけにこだわるなら、春のお花たちとの別れがピークを迎えはじめています。あらためて噛みしめる春にしか見られない花という現実。ちょっとさみしいです。

私個人にとってアズマイチゲは、後輩と林の奥へ探検にでかけた時に花畑を見つけたという思い出深い花でもあります。この花を見るたびに、後輩は元気かなぁと思い出します。また、いっしょに花畑を見れたらいいな。

 

おわり

 

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isakuma

五感で身近な自然を味わって暮らすひと。北海道・十勝に生息。こだわりなく、生きもの全般が好き。博士(農学)。専門はエゾシカの生態。趣味はバードウォッチング。自然観察指導員(日本自然保護協会NACS-J 会員 )。暮らしを楽しくする自然観察を広めることが夢です。ポリシーは「健康第一」。

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