【自然観察】梢のきらめき【キビタキ vol.01】

こんにちは!isakumaです。

「自然観察」のコーナーでは、十勝での自然観察の模様をご紹介しています。


 

「愛鳥週間は”なにもしない”のもアリじゃない?」と提案させていただいてから1週間が経ち、ブログを更新しないまま愛鳥週間が終わってしまいました(絶句

なんでや!「愛鳥週間は鳥の話題で記事を書きますね!ドゥフ!」みたいなことをtwitterで言ってたやないか!

・・・昔、あるラジオで聴いた言葉があります。
大人は嘘をつかないのです。間違えてしまうだけなのです」って。

うん僕もなんか、まぁ。。そんな感じです。ごめん。

真面目な話をすると現在、2日に一回の頻度で4時起きして、ある哺乳類の調査をしておりまして、今がかなーり大事で時期でして張り詰めていたのです。この調査の話も、何かの機会にご紹介できたらいいなと思っております。


閑話休題。今日も自然観察のお話をしましょう!

口を酸っぱくしてお伝えしておりますが、僕は「自然観察は五感を使ってナンボ、実感が伴うから楽しいのよ!」と思っております。我がの目で観て、我がの耳で聴いて、差し支えなければ触れて、味わって、嗅いで生きものたちの姿や行動を味わい、時には理性的に考えてその本質に迫る。これが楽しいのですよー。

今の時期は目と耳をフルに使って、バードウォッチングで鳥のくらしぶりに迫るのがとても楽しい季節です。北海道でしたらまだ木々の葉っぱが出揃っておらず、林で鳥を見つけやすいし、なんといっても今、鳥たちは繁殖期の真っ最中。木のてっぺんなど、目立つところに躍り出て、美しいさえずりを響かせる鳥たちが数多くいるのです。

今日はその一角、キビタキをご紹介します。

キビタキのオス。目も覚めるような黄色だ。


新鮮なレモンに翼をつけたような、小ぶりで鮮やかな鳥です。この腹と、そして翼に隠れている背中も、美しいレモンイエローで彩られています。これはキビタキのオスの特徴です。

翼のあいだから見える背中。翼を下げて見せつけるような行動も見られる。


メスは対象的に大人しめな色づかいで、他のヒタキ類のメスと非常によく似ています。僕も「キビタキのメスらしき鳥の写真」を撮ってはいるのですが、まだきちんと同定(※ 種を特定すること)できておりません。

さて、オスは5月から初夏にかけて、明るい林の木の梢に陣取って、美しい声でさえずります。さえずりの合間にホバリングをして飛び、木の周囲にいる飛翔性の昆虫などを捕食する姿が見られます。この食べ方をフライングゲッ・・・キャッチといいます。コサメビタキなどもフライングキャッチをします。

さて話は脱線しますが、みなさんは映画スターウォーズシリーズに出てくる光の剣、ライトセーバーをご存知でしょうか。柄のボタンを押すとヴォン…と音を立ててレーザーのような刃が出てくるあの剣です。僕も子どものころよく振り回しました。おもちゃを。

5月に公園の林などを歩いていると、誰かがすごい速さでライトセーバーを振るう音「ヴォン!ヴォン!」が聞こえてきます。あまりに速すぎて「ジッ!ジッ!」と聞こえることもあります。これ、どうもキビタキの声らしいのです。

文献を調べてみましたが、この声の機能を明らかにした論文を見つけることができませんでした。僕がこの声を聴くときは、たいてい2羽のオスが数メートル内に同所的にいる時です。なのでオス同士の威嚇や、縄張り争いの時に使う声なのかな?と想像しております。

キビタキの幼鳥。全体的に黄色みがよわい。


キビタキは街に近い林でも見かける鳥なので「えっ!こんなキレイな鳥が身近にいたの!?」と驚かれる方がよくおられます(僕も初心者のころはそうでした)。youtubeで「さえずり」を、図鑑で外見の特徴をおさえて林に出かけてみましょう!きっと見つけられますよ。

おわり

isakuma

五感で身近な自然を味わって暮らすひと。北海道・十勝に生息。こだわりなく、生きもの全般が好き。博士(農学)。専門はエゾシカの生態。趣味はバードウォッチング。自然観察指導員(日本自然保護協会NACS-J 会員 )。暮らしを楽しくする自然観察を広めることが夢です。ポリシーは「健康第一」。

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