【自然観察】草原のリサイタル【ノゴマ vol.01】

こんにちは!isakumaです。

「自然観察」のコーナーでは、十勝での自然観察の模様をご紹介しています。


暑くなってきましたねー。

北海道・十勝も多くの夏鳥がそろってきました。

 

この季節、木々が葉を広げはじめると、林での鳥探しがすこし難しくなります。

声はすれども姿は見えず。。

今時期、声だけじゃなくて姿が見たい!と思ったとき、僕は川まで出かけて

土手の上から鳥を探します。こうすれば、堤防-川のあいだにある草やぶでさえずる鳥たちを見つけることができるのです。

 

今日ご紹介するのは、そんな草原で元気よくさえずるノゴマです。日本では夏鳥として北海道に飛来して繁殖する鳥で(稀に東北地方にも)、日本では夏の北海道独特の鳥・・・と言えるかも知れません。

草原じゅうに声を轟かせるノゴマ。

オオハナウドなどのセリ科の植物やアキタブキのてっぺんで元気よくさえずっています。今回はめずらしく動画データがありますので、さえずりの声もご紹介します。去年撮影したものです。

 

尾羽根ピーン!が可愛らしいです。声の調子はといえば、短くカットしたヒバリのさえずり・・・みたいな感じでしょうか。一説によると野駒(ノゴマ)の由来は「野の駒鳥(コマドリ)」と言われていますが、コマドリのさえずり「ヒヒヒ ヒヨロロロロロ…」とは大違いです。

 

川沿いを歩くとノゴマのどデカい声が聴こえてきて、ビックリします。すごい音圧なんです。そして、さえずりの途中で思い出したように飛び上がり、周囲を飛んでいる昆虫を捕食します。パクっと。

林床のノゴマ。声がする方で目を凝らせば、赤いノドが目に飛び込んでくる。

ノゴマは常に日の当たる場所でさえずるわけではなく、明るめの林の中でさえずることもあります。声と喉元の赤が目立ちますので、割と簡単に見つけられます。ノゴマの英名は「Siberian rubythroat(シベリアの ルビーのノド)」。冬を過ごすシベリアの地でも、オスの鮮やかなノドは健在なようです。

 

さぁ、そろそろ夏鳥のラインナップも折り返し地点!見逃さないように、今年もたくさんの夏鳥に会いに行こうと思います。北海道のお住いのみなさま、今週末は土手沿いまでピクニックに出かけて鳥見なんて・・・どうでしょう?

 

おわり

isakuma

五感で身近な自然を味わって暮らすひと。北海道・十勝に生息。こだわりなく、生きもの全般が好き。博士(農学)。専門はエゾシカの生態。趣味はバードウォッチング。自然観察指導員(日本自然保護協会NACS-J 会員 )。暮らしを楽しくする自然観察を広めることが夢です。ポリシーは「健康第一」。

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